有名な、
マザーテレサ。
実は、
日本で講演
されたことがあります。
東京のある大学の大講堂、
当日は大学関係者だけでなく
著名な教育者、
マスコミ、メディア、
タレントさんも聞きに訪れて、
立ち見どころではない超満員!
まだかまだかと、
期待の高まる場内、
ざわつく会場。
司会者が紹介します。
「それではいよいよ、
ノーベル平和賞受賞者、
マザーテレサの登壇です!
皆様、大きな拍手でお迎えください!」
ワーーーーーーーッ!!!
割れんばかりの大拍手の中、
カツカツカツ、
小柄なマザーがステージに上がります。
「・・・・・・・」
ステージのセンターに立ち、
笑顔で拍手を送るみなさんを
しばらく静かに見渡してから、
その一言目。
「今日・・・。
ここにいらっしゃる皆さんは・・・
全員「偽物」ですから、
私は今日、
話はしません!!!!」
ピキーーーーーン
凍りつき、静まり返る場内。
マザーは伝えたかったんです。
私があのマザーテレサだから、
ノーベル平和賞受賞者だから、
そんなミーハーな気持ちで
話を聞きにきたのではないか?
あなたたち、
本当に困っている人たちに
手を差し伸べる覚悟がありますか?
本当に世界を変えようという、
気概を持っていますか?
「・・・・・・・」
場内の空気の変化を察し、
「わかって下さいましたね。
では、お話を始めます…」
80歳近いおばあさんから
放たれたとは思えない、
その気迫。
何という人間力…‼
正に言葉とは、
「何をいうか」よりも、
「誰がいうか」
が大切なのだ、と。
私も、コーチカウンセリングの現場で
クライアントさんに
「大丈夫。あなたならできます」
という、
たった一言を伝えることがあります。
その一言を、本当に相手の魂に
響かせられるだろうか?
そのために日常、
どれだけ自分を信じ、相手を信じ、
どんな日常を生きているか?
その一言が伝わる自分を、
今日も生きているか?
亡くなって22年が経っても、
今なおこうして、
勇気をくれる偉人の存在。
マザーに勇気を頂いて、
今日も最高の自分を生き抜きます。
大切な皆さん、
どうか今日も素晴らしい一日をo(^▽^)o