【カミングアウト】『40年間で初めて人に言うんですが…』

ご存知かどうかは

わかりませんが…

私は世間一般で

いうところの、

【はげ】です。

 

 

いわゆる、

頭を丸めている状態の

【坊主頭】

を指すのではなく、

生え際がきちんと

後退している、

由緒正しい

【はげ】であります(笑)

 

 

でも私は、

『はげてて良かった~♡』

と心から思ってるんです。

 

 

日本一、はげてて良かった!

と思ってる男です。

 

 

お父さんも、

おじいちゃんも、

ひいおじいちゃんも、

みんなはげていました。

 

 

若い頃は、

『いや~将来間違いなく、

 はげるな俺・・・』

と思っていたんです。

 

 

子どもの頃から、

全体的にちゃんと生えてはいるけど

生え際に元々髪が無い。

(ドラゴンボールの

『ベジータ』ヘアです)

 

 

高校、大学までは

そう問題無かったんですが、

 

 

年を経るたびに

段々薄くなってくる…(◎_◎;)

 

 

ミュージシャン時代も、

常にバンダナや、

キャップをかぶっていました。

 

 

一世風靡した

ネットの書き込み

『2ちゃんねる』でも、

 

 

『あいつ絶対はげてる』

と書き込まれていました。

 

 

ぎゃー!ばれてる!と(笑)

 

 

 

でも今となっては、

この頭のおかげで、

どれだけの人を

笑顔にできたでしょうか。

 

 

どれだけの人に

幸せをあげられたでしょうか。

 

 

例えば写真撮影の際。

 

 

頭に手をかざしながら

「あ、逆光大丈夫ですか?」(笑)

 

 

外に出たら雨が降ってる!って時。

「わー!はげちゃう!」(笑)

 

 

もれなくみんな笑います。

 

 

 

先日、講演後に

あるイケメンの男性が

私のところに来られました。

 

 

『津田先生、今日は本当に

 ありがとうございました。

 あの…』

 

 

何か言いにくそうにしています。

 

 

『私、実は生まれて初めて

 カミングアウトするんですが…』

 

 

ど、どんな告白が…(◎_◎;)?

ドキドキします。

え?まさかあれか?

それともそっちか?(笑)

 

 

『ああ怖い…。

 あの…

 本当に40年間

 一度も口にしたことなくて、

 言うのに勇気がいるんですが‥』

 

 

彼の心臓が、

バクバク言っているのでしょう、

こちらにまで

その緊張が伝わってきます。

 

 

『実は私…。

 ずっと自分が、

 薄毛なことを

 気にしてきたんです…』

 

 

(◎_◎;)!

 

 

どっからどう見てもイケメン、

髪の毛だって十分にある。

 

 

『あんたねえ、

  そんなにたくさん

  髪の毛あって、

  ぜいたく言ってんじゃないよ!』

 

 

 「す、すみません・・・」

 

 

『すみません、が

  余計に失礼だよ!』

 

 

『す、すみません・・・』

 

 

二人で大笑い。

 

 

でもご本人は

ずっと気にされていたそうで、

髪型やヒゲでごまかしたり、

派手な眼鏡をかけてみたり・・・

 

 

彼は学校の先生でしたが、

生徒たちにも、

人と話していても、

 

 

『今、生え際を

 見られているんじゃないか…』

 

 

と気になって

仕方なかったそうです。

 

 

『ずっとずっと、この頭が

 コンプレックスだったんですが、

 今日のヒロさんの講演を聞いて、

 そんなんでいいんだ、って…。

 僕の長所かもしれない、って。

 明日、勇気を出して

 子どもたちにも

 言っちゃおうかと思って…』

 

 

 

『そうですよ!

 言っちゃえ!

 【俺が本気で生きてたら、

  生え際が俺の勢いに

  ついて来れなくなった!】

 
 って胸を張って

 伝えちゃいなさい!』

 

 

 

『でもヒロさん、

 それだと子どもたちが

 本気で生きなくなるんじゃ

 ないですか?』

 

 

『あ、本当だ(^○^)!』

 

 

二人でまた大笑い(笑)

 

 

人は、無意識のうちに

相手のエネルギーを見ています。

 

 

どれだけイケメンでも美女でも、

自分に自信がない人は

なぜかあまり

華やかに見えないし、

 

 

逆に容姿は十人並みでも

自分のことも

相手のことも大好き!

と心から思っている人は

魅力的な雰囲気が

溢れてきます(^^♪

 

 

全ては思い込み(笑)

 

 

 

先日、愛知県の

ある高校で講演をした時、

こんなことを聞いてみました。

 

 

『手を挙げなくてもいいけど、

 みんな自分の見た目に

 コンプレックスとかあるかな?』

 

 

かなりの数の生徒さんが

うんうんとうなずきます。

 

 

最前列の元気そうな女の子が

すごくうなずいていたので、

 

 

『こんなかわいい子だけど…

 コンプレックスあるの?』

 

『そりゃありますよー』

 

 

『そうなんだ!

 じゃあ…誰か好きな

 イケメン芸能人っている?』

 

 

『んー小栗旬くん♡』

 

 

『いいねー!

 じゃあ今日ね、

 俺じゃなくて小栗旬くんが

 講演に来て、

 【君のコンプレックスなんて、

  君の魅力でしかないよ♪】

 って言われたらどう思う?』

 

 

『いや、それはイヤですね』

 

 

『なんで?』

 

 

『だってそんなイケメンに

 言われたって、

 【そりゃ旬くんは

  そう思えるよね】

 って思っちゃいます』

 

 

『そうだよなー!じゃあ、

 俺に言われたらどう?』

 

 

『あ、それなら

 いいかも知れません♪』

 

 

『いいんかい!』(爆)

 

 

全員大爆笑(≧▽≦)(笑)

 

 

はげててよかった!

また一人誰かを

幸せにできた!(笑)

 

 

講師業をやる上で、

超絶イケメン講師は、

はっきり言って

有利かもしれません。

 

 

カリスマティックで、

『あんな風になりたい…』

と思ってもらえる。

 

 

でも、はげてて

愛嬌のあるのだって

有利なんです。

 

 

『ヒロさんくらい

 頭が残念な感じでも、

 あんなに輝いて生きられるんだ!

 ってことは、

 
 私もなれるかも…』と(笑)

 

 

コンプレックスは

武器になる♪

 

 

 

 

『これは私の魅力だ!』

 

 

と思い込んだら、そうなる♪

 

 

あなたのコンプレックスは、

何ですか?