私の尊敬する方が、借金地獄に。その時彼は・・・

私の尊敬するその方は、

公務員として

長年役所に勤めていました。

 

 

56歳の時、

知り合いから

 

「うちの会社を

 継いでくれないか」

 

と声をかけられ、

 

ぜひ!

 

ということで

役所を退職して

会社を引き継ぎます。

 

 

しかし、手続きが済んでびっくり。

 

 

その会社には、

多額の借金がありました。

 

 

 

元の経営者は雲隠れ。

 

 

 

完全にうまいこと

やられてしまったわけです。

 

 

 

その後も返済のため

必死に働きますが、

元公務員で商売上手でもなく、

借金は膨れ上がるばかり。

 

 

そして60歳の時に

会社は倒産し、

借金地獄に陥りました。

 

 

 

私の義父です。

 

 

 

親戚からも責め立てられ、

義父は、

 

 

『60歳を過ぎて

 バイトをしながら

 借金を返す』

 

 

という生活に

なってしまいました。

 

 

 

それでも義父は、いつも

 

希望と明るさ

 

を忘れませんでした。

 

 

 

朝早くから郵便局の仕分け、

午前中はお弁当の配達、

夕方からまた夜遅くまで

郵便局の配達。

 

 

休みもほとんどなく働きますが、

いつも人を大切にして

職場でも頼りにされ、

 

 

毎日陽気に働いて、

楽しみは毎日の晩酌。

奥さん(義母)といつも

面白い話をして

笑い合いながら、

 

 

『ありがたいなあ』

 

 

が口癖で、

 

 

借金を負っている

悲壮感など全くない。

 

 

もちろん、自分を騙した

元経営者のことなど

これっぽちも恨んでいない…

 

 

「ちゃんと調べんかった、

 わしが悪いんさ。ははは…」

 

 

「働いて返したらええさ」

 

 

 

そんな風に朝も夜も

楽しそうにイキイキと働いて、

 

 

8年かかって

すっかり借金を

返し終えてしましました。

 

 

まるで何事も

無かったかのように・・・

 

 

 

『ようやく終わったし、

 これからまた社会に

 恩返しやなあ♪』

 

 

 

と、今は地域の

組長さんとして

あらゆる行事に参加し、

近隣の皆様のために

力を尽くして

生きていらっしゃいます。

 

 

先日の台風の時も

公民館に詰め、

有事の際にはいつでも

出動できるよう

仲間たちのまとめ役として

待機していました。

 

 

明るくて、

優しくて、

超!愛妻家で

ド天然(笑)

 

 

この前も、

昼間出かけていた

奥さん義母と楽しそうに

ケータイで話しながら、

 

 

「わしもそろそろ、

 出かけるわな。

 

 (うろうろ)

 

 ・・・それはそうと、

 わし、ケータイを

 どこへやったかいな?」

 

 

 

 

手に持っとるやないかーい!

 

 

 

そ、そんなスタンダードな…!!!

(◎_◎;)

(◎_◎;)

と妻と三人で大笑い。

 

 

 

義父の生き様は、

私に大切なことを教えてくれます。

 

 

人は、どんな困難に

遭ったとしても、

明るく生きられる!

 

 

 

ぜーーーーーんぶ、

自分で決められるんや、と。

 

 

 

義父のように、

わははっ!

太陽のように笑って(*^○^*)

今日も燃えて生きます!